ベルトサンダーの自作
ベルトサンダーを自作しました。
駆動部分は前回ディスクサンダーで利用した卓上グラインダーの反対側に追加しました。
ディスクサンダーを自作したのに何故ベルトサンダーなの?と不思議に思われるかもしれませんが、ディスクサンダーは削るのが速くそこそこ広い面を研磨するのに便利なのですが、木工で小さいものを作るときに細かい修正が必要になるときが良くあります。
今までは、細いヤスリなどで手作業で研削していました。
しかし他の方がベルトサンダーを使っているのを見て欲しくなり、丁度卓上グラインダーの反対側の使い道を考えていたので、これは丁度いいと思い自作に踏み切りました。
この手の形はベルトサンダーというよりベルトグラインダーと呼ばれる鉄工用が多いみたいです。ベルトヤスリを鉄工用に変えるだけですけどね。
●作り方
①ベルトを掛けるドラムを2つ作ります。
②ドラムの整形
このドラムを作る際にコツは回転するベルトが常に中央に寄るように円弧になる様に円周を形成することです。
これをしておかないと回転させたときにベルトが左右にぶれて綺麗に削れません。
③ヤスリの切り出し
今回は約3cmの幅で切り出しました。このようなエンドレスベルトはあまり幅の種類がなく、あっても高価なので安いベルトをカッターで切って使いました。
④ベルトテンションとトラッキングの調整
高速で回転するベルトはドラムから外れると大変危険です。
そのためにドラムを円弧状にしましたが、電源を入れる前にドラムを手動で回し、ある程度のベルトのテンションとトラッキングを調整します。
そして電源を入れある程度ベルトが落ち着くまで微調整します。
テンションとトラキング調整は写真にあるノブを回しながら調整できます。
自作した感想
使い心地は予想通りでした。やはり卓上グラインダーを利用しているからか多少のパワー不足は感じます。
ですが金属を研削するのでなければ木工では十分だとおもいます。
何より、ディスクサンダーでは出来なかった細かい隙間を成型できるようになったので、当初の目的は達成できました。
宜しければ製作動画をご視聴ください。
動画
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