収納付きパネルソー

2021年3月8日

私のテーブルソーでは大きな板がカット出来ないため、マルノコガイドを色々と作りましたが部屋が狭く大きな板を置く場所が無くてガイドを使ったカット作業が出来なくて困っていました。

他に大きな板をカットする方法はないかと探しましたが私にはパネルソーしか思い浮かびませんでした。しかし、私の知っているパネルソーはホームセンターなどでサービスカットに使われる大型の物です。

個人ではパネルソーは無理だと思っていたところ、ユーチューブで探してみると小型の物もあり、中には自作されている方もいらっしゃいました。

参考になると思い動画を見ながら勉強していましたが、自作と言っても本格的でフレームがスチール製で出来ており、私には真似できないものでした。

しかし、どうしても自分で大きな板をカットしてみたくて失敗してもいいからと思い、木材だけで何とか作ることにしました。

私は普段は木工で何かを作る前に試作や設計図を作ってイメージするのですが、パネルソーは初めてだし設計もしてみましたが、全くイメージが湧きません。

なのでとりあえず作ってから途中で修正をすれば何とかなると思い自作してみました。

フレーム製作

パネルソー

フレームには30㎜×40㎜の角材をホームセンターから購入して組み立てました。大きさもイメージしてないのでとりあえず部屋に置ける大きさに設計して組みましたが、角材だけで組んでいるので剛性は全くなく後から板を貼ればなんとかなると思い作り続けます。

パネル製作

収納付きパネルソー

本当はは1800㎜×900㎜の板をカットしたいのですが、ホームセンターから持ち帰るのに車には載せられないため1400㎜にカットしてもらいます。なので1400㎜×900㎜が載せられるようにパネルの大きさを決めました。

マルノコガイド製作

マルノコガイド

12㎜合板にアルミチャネルを固定してガイドとしました。マルノコのベース幅に合わせてチャネルを固定するのに手こずりましたが最後はスムーズにスライド出来るようになりました。

マルノコエレベーターの製作

収納付きパネルソー

他の動画やブログでよく見るパネルソーはマルノコを電動で上下させるか、または自重でカットしながらマルノコが降りてくるのを見かけます。私の場合手動式にしましたが、マルノコがバッテリー式なのでスイッチのロックが出来ずカットしながら降ろすのは難しいので、結局手で上げるか下げる方法しかありませんでした。

しかし、マルノコの上げ下げは思っていた以上に大変だったのでエレベーターの要領で同じ重さの重石をぶら下げて上下させる方式にしました。

マルノコガイドのリフトアップ

パネルソー

マルノコが載ったガイドも重く、カット板をセットするたびにガイドを持ち運びするのは面倒だし、置いておく場所もなかったのでフレームと一体化させ、カット板をセットする時は片手で跳ね上げられるように可動式にしました。

カットの精度

パネルソー

マルノコガイドが可動式なのでどうしても精度が出ません、なのでカット板をセットした後にガイドが定位置に固定出来るようにアジャスターとトグルクランプで固定しました。

収納部製作

端材を入れておく箱です。最初の発案はここから思い付きでパネルソー部分を追加しました。

収納部は合板を入れる部分と長尺材と小物材に分けています。

収納付きパネルソー収納付きパネルソー収納付きパネルソー

 

工夫した点

①今回製作したパネルソーはマルノコを手で上下するので、マルノコを出来るだけ軽くするために重石をぶら下げた点です。

ガイドの上で丸ノコを上下させるとかなりの重労働なのでバランスを取って途中でも静止出来るようにしました。

②常にガイドを正確に固定出来るようにアジャスターとトグルクランプを使い、墨付けからカットまでの流れをスムーズにした点です。

直角出しは色々と方法があるようですが、私は手軽でなるべく正確に出せる方法を選びました。

●色々と書きましたが、詳細は動画をご覧になっていただければわかると思いますので是非閲覧してみてください。

(動画は4話に分かれています)

DIY

Posted by kimura