アジャスター式マーキングゲージの自作
マーキングゲージは何回も同じ寸法で墨付けする時にとても便利です。
最初に自作したマーキングゲージも無計画で作った割には使う頻度が多いです。
しかし、使っているとちょっと不便なところもあります。
例えば、決めた寸法までスケールを伸ばした後にその寸法をノブで固定するのですが、ノブを回すときにスケールに手が触れてしまって1mm程度ずれてしまうことが時々あるのです。
その欠点を解決しようと色々と考えました。
そこで考え付いたのがノブで固定するのではなく、ノブでスケールの出し入れをする機構にすることにしました。
搬送機構部分はゴムの材質で滑らないように、多少ノブに触れても動かないようにしっとりとした滑らかな動きにしました。
一番悩んだのはノブの方向です。
水平にノブを付けてスケールの側面(薄い部分)で送り機構を考えましたが、試作段階でダメでした。
何回か出し入れは出来るのですが、ゴムに当たる面積が小さいためある程度使うとゴムが削れて搬送できなくなってしまいました。
なので、今回はスケールの上面(目盛りが刻印されている面)にゴムを押し当てて送り機構にしました。
●作り方
①木材を4枚切り出します。
②側面となる2枚にノブを入れる穴をあけていきます。
③送り軸にゴムをハメます。
④軸にノブを接着します。
⑤スケールを通すギャップ調整をします。
⑥完成です。
長い寸法を墨付けする時はスケールをある程度のところまで押し込んでから微調整はノブで行うという使い方です。
ミリ単位で寸法を変えたいときにはとても重宝します。
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