テーブルソー治具 1㎜ピッチスケール(前編)
テーブルソーでは横切り用治具(クロスカット治具)を良く使います。
細かい板をカットする時や寸法を微調整する時に材を治具に固定してカット出来るので正確で安全にカットが出来ます。
しかし、他の治具でも同じことが言えるのですが、寸法を合わせる時にスケールの目盛りが見づらかったり目盛りとマーカーを合わせる時どうしても多少の誤差が出てしまいます。
それに、途中でボルトが緩んでしまってカットした材が寸法通りになっていないことがよくあります。
1カットでの多少の誤差なら後でヤスリなどで修正は出来ますが、複数の寸法をカットすると後からの修正が多くて大変です。
また、ストップブロックのマーカー線と目盛りを合わせる時に目盛り線の中心とマーカー線を合わせるのが大変苦労します、というか毎回ずれていました(コンマ数ミリ)
コンマ数ミリを正確にカットしても、組み立て中にずれてくるのであまり意味のないことかもしれませんが、今回思いついた案では簡単に目盛り通りにカット出来そうなので試してみることにします。
今回はある程度目視でスケールの目盛りとマーカーを合わせればミリ単位でズレのないクロススレッド治具用の切る材を固定するストッパー(ストップブロック)を製作しました。
今回の案の元になったのはM6ボルト(1㎜ピッチ)の山と山の間が1㎜だということを利用して、ボルトとナットの山と谷を噛み合わせれば1ミリ以下でのずれをなくすことが出来、それをストップブロックに流用するという案です。
ボルトとナットは実際にはM6ボルト(約40㎝)と高ナットを半分に割ったものを使います。
ボルトとナットはホームセンターでM6の物を購入
そしてM6ボルトをクロスカット治具に取り付けます。
半分にに割った高ナットをストップブロックに接着しM6ボルトに被せるように噛み合わせます。
しかし、ストップブロックが少し浮いてくることがありました。
浮いてしまうとピッチの噛み合わせが弱くなり斜めにずれて寸法がずれてしまうので、しっかり噛み合わせるためにストップブロックを下に押し付けるため、浮き防止として半円の材追加してロック機構を設けました。
おかげでアルミフレームの溝にカチッとはまりしっかり固定することが出来たのですが、今度はロックが固すぎて外す時に思いっきり引っ張らないと外れなくなってしまいました。
時々なら良いのですが良く使う治具なので、カットする毎に力を入れて外すのでは通常使用できないので使い物になりません。
というわけで、ストップブロックの固定方法だけ次の動画で別案でリベンジすることにしました。
動画ではここまでで前編として完結してます
続きは次の動画又はこのブログの記事で説明します。
最後まで読んでいただき有難うございました。
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