テーブルソー治具 1㎜ピッチスケール(後編)

前回の動画(前編)の続きです。

前回では1㎜ピッチで固定できるストップブロックを製作しました。

浮き上がり防止のために追加した半円の板でアルミフレームにロックが出来るようになったのですが、取り外しが固くなってしまい通常使用では無理だということで別案を考えるということになりました。

ロック機構は浮き上がり防止のため必要なのですが、脱着が困難になるのでにもっと簡単に外せる機構を考えました。テーブルソー治具

上の写真は試作段階での状態です。

ボルトの前後にスチール板(目盛りテープを代用)を貼り付け、そこに磁石を埋め込んだストップブロックを被せます。

すると磁石の力でストップブロックが目盛りテープに吸い付けられてボルトとストップブロックに接着してある高ナットが噛み合う仕組みです。

テーブルソー治具

 

磁石の力だけでは弱いかなと思ったのですが、実際に吸い付かせると案外強力でネジも噛み合いそうです。

前回の半円板でのロック機構よりは弱いですが、取り外しが楽で何度も寸法を変えることが快適にできそうです。

良さそうなので実際にストップブロックを変更します。

 

アルミフレームには目盛りテープの代わりに薄い鉄板を貼り付けます。

鉄板は100均で購入したホワイトボードから鉄板だけ剥がし、アルミフレームに合わせて切り出しました。

テーブルソー治具

テーブルソー治具

テーブルソー治具

 

試作段階でのストップブロックには磁石は4個だけ埋め込みましたが、吸い付きを高めるため磁石を2個追加しました。

これで上面と側面で吸い付きます。

テーブルソー治具

 

 

磁石の吸い付くときの感触がとても気持ちいいです。テーブルソー治具

ストップブロックを適当に被せても磁力とネジの噛み合わせで、位置が固定されます。

 

それからボルトを回すノブの素材を合板をやめて3Dプリンターで作りました。

テーブルソー治具

テーブルソー治具

 

これでなんとかリベンジを果たすことができましたので、実際に0mm調整を行います。

0mm調整の手順は

①フェンスの端をノコ刃に合わす

②スケールとストップブロックのマーカーを合わす

③そのままの状態でフェンスの端をカット

これでノコ刃とスケールの0mmが合いました。

 

 

動画では0mm調整法や1mmづつのカットなどを説明していますので、是非動画の方もご覧になさってください。